未経験でWebディレクターになって、最初にやった仕事

未経験Webディレクターが最初にやった仕事とは?

上司に「Webディレクションをやってみないか」と言われたとき、正直何をすればいいのか全く分かりませんでした。

それまではずっと法人営業をしていて、Web関連の知識は全くない状態。そもそも、Webディレクターが何をする人なのかも分かっていませんでした。

そんな私がWebディレクターとして最初に任されたのは、会社のブランドサイトの数字を更新するという、小さな仕事でした。

目次

最初に任されたのは、サイトの軽微なメンテナンス

まず初めに手慣らしとして任せてもらえたのは、会社のブランドサイトのメンテナンスでした。既存のページ内にある実績数値を毎月最新のものに更新したり、サービスの料金プランが変わったときにその内容を反映したり、といった細かい作業的な業務です。

どういった内容に変更するかは、数値を管理している担当者、プランの担当者に聞けばわかりましたが、問題は進め方のほうです。

ページの中身をこの内容に変更するためには、何から手をつければいいんだろう。
過去に上司がデザイナーやコーダーに依頼していた資料や、Slackでのやり取りを漁って、「前はこう頼んでいたんだな」と、なんとか見よう見まねで進めるところから始めました。

初めての「ディレクション」で学んだこと

Webディレクションの一連の流れ

このメンテナンス作業を通じて、デザイナー・コーダー・エンジニアという3人の専門家とやり取りする流れを、初めて一通り経験しました。

まずデザイナーに、「こういうことをしたい」という内容をスライドにまとめて相談します。
該当箇所をスクリーンショットを貼り、その横に「ここをこうしたい」とテキストで記載する形でまとめました。そのスライドをもとにデザイナーが仕上げてくれたデザインをチェックして、修正点があれば調整をお願いする。ここまではなんとか進められました。

次に、完成したデザインをコーダーに渡します。
この時、「デザインを渡す」という流れ自体は理解していたのですが、何をどう頼めばいいのか分からず、「このデザインを反映してほしいです」と言って渡すことしかできませんでした。それでもコーダーは渡されたデザインをそのままステージング環境に反映してくれました。

それを実際の画面で確認し、デザインとの相違がないか、動作的に問題がないかなどをチェックします。問題なしと判断した場合は、最後にフロントエンジニアに「この内容で本番環境に反映したい」と伝える。これが一連の流れでした。

デザイナーもコーダーもエンジニアも、私が担当する前からこのサイトを見てきた人たちだったので、私の拙い説明でも丁寧に対応してくれ、不足する情報があればその都度聞き返してくれました。最初は、聞かれるたびに上司に確認して回答する、ということを行っていました。

でも何度かやり取りするうちに、最初にまとめて渡しておくべき情報や、資料をまとめる際のポイントが分かるようになっていきました。概要、目的、公開までのスケジュール、メタ情報、URL、そして変更したい箇所とその内容。これらを初回にまとめて渡すようにしてからは、お互いのやり取りの回数がぐっと減りました。

成果物のチェック方法

当時担当していたサイトはHTMLをもとに構成された静的なページだったので、PC用デザインと、スマホ用デザインの2種類で制作・反映していました。ですが、その時の私は「デザインが2つある」ことは理解していても、これが実際にどのように組み込まれているか、どの分岐でデザインが切り替わるかなどは理解していませんでした。

そのため、デザインがステージング環境に反映された後のチェックをPC画面のみで行っていました。PCのブラウザにある「検証」機能でスマホ画面での見え方も確認できることも知らず、「PCで問題ないならスマホでも問題ないだろう」と勝手に解釈していたのです。

ですが実際に本番環境に反映された後にスマホで見てみると、スマホ用に作ったデザインと、コーディングで反映されたものが微妙に違っていました。それを修正するのに新たな工数が発生してしまい、コーダーやエンジニアに対して非常に申し訳ない気持ちになったのを覚えています。それ以来、コーディングが終わった時点でPC・スマホ表示のどちらも念入りに確認するようになりました。

振り返ると、最初の仕事が軽微なメンテナンスだったからこそ、デザイナー・コーダー・エンジニアそれぞれとどうやり取りすればいいのか、失敗も含めて安心して練習できたのだと思います。

少しずつ任される範囲が広がっていった

こうした小さなアップデート作業を繰り返すうちに、少しずつですが任される範囲が広がっていきました。そのうちに、指示を待つだけではなく、自分からも提案できるようになりました。

たとえば、ターゲット別に作ったLPが広告からしかアクセスできず、サイト上に導線がないことに気づいて、フッターにカテゴリ別のリンクを置くことを提案したり、CTAセクションの文言をもう少し自然な言い回しに変える提案をしたりといった感じです。

ディレクションの知識や経験が浅い分、ユーザーとしてどう見えるか、どう感じるか、と言った目線で考えることから始めました。

そうしたことを積み重ねていって少し経った後に、「新しく作るLPのワイヤーフレームを考えて」と言われた時は、本当にうれしかったです。

最初は、数字の更新作業ですら何から手をつければいいか分からなかった私ですが、数年経った今では、新しいサイトの立ち上げや、既存サイトの大規模改修などの大きな仕事を任せてもらえるまでになっています。

もし、未経験からWebディレクターの仕事を任されて、どうしたらいいのか悩んでいる方がいたら。
最初から大きな案件をディレクションできなくても大丈夫です。小さな更新作業の中にこそ、関係者とのやり取りの型を掴むチャンスがあります。まずは目の前にある仕事に全力で取り組むことから始めてみてください。

未経験Webディレクターが最初にやった仕事とは?

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